もりさんから
「昔の凄腕プロの知りたい」と、
リクエストがありました。
「あなたじゃないですか!!」と、ツッコみたかったのですが…
今回は「昔のプロといったら…」と、真っ先に頭に浮かんだエピソードをご紹介します。
とんでもないレベルの実話です。
物語中の今回のネタの詳細については、全て伏せさせていただきます。
全国攻略旅打ち日記
「世話になったあの人に、攻略法を教える」の巻
シゲ&カズ編
第一話
あるネタを完成させ、あら稼ぎモード突入していた時のお話。
仲間と共にやり始めてから1週間が経った頃、
バクロが一番尊敬していた先輩から「シゲさんに、このやり方を教えてもいいか?」と、話しをされた。
話しを聞くと、
どうやらシゲさんは、この機種を仲間と二人で攻略しようと挑戦しているが、全然モノにならないらしい。
毎日負けてて、その額は1週間で20万くらい。
シゲさんに、ヒントを伝えてもわかってくれない。
終いには、「ウソじゃないの?本当にそれで君たち出来ているの?」と、逆に疑われる始末だという。
それでも昔は、世話になった人なので放っておけない。
このやり方を教えてもいいか?とのことだった。
更には、おじさん二人のもとへ行って、バクロが直接教えてあげてられないか?と。
この時のバクロは、あら稼ぎモード突入の為、遠征先だったが…
「はい、喜んで…」
私には断ることが出来なかった。
その理由は… (。´・ω・)?
-----------
4年前に遡る。
当時のバクロは、月に50、60万稼ぐスロットがメインのパチンコ打ちだった。
地元周辺の仲間と情報を交換するだけの
「僕、パチンコで勝ってますけど…何かぁ~」と、
完全に勘違い野郎だったことは、言うまでもない(´・ω・`)
世界が狭かったので、それだけで”凄い”と思っていた。
時代が良かっただけなのに…(=゚ω゚)ノ
そんな勘違い野郎バクロが、唯一憧れている人がいた。
それが、この話しに出てくる「先輩」である。
当時のバクロが攻略を知るのは、いつも末期だった。
末期かどうかなんて後に知るので、その情報を仕入れた時には
「それ、いくぞ」と気合を入れて、ハジからパチ屋をローラー作戦。
貼り紙のある店、電源が入っていないお店の連続に、情報の遅さに気づくのが常だった。
面倒なので、時にはしらじらしくパチ屋に設置確認の電話をすることもあった。
ようやく見つけた貼り紙のないお店も、
お怒りのハンマーが振り下ろされ、見たこともない程、曲がった釘調整、
相当怒っていることは、容易に想像がつく。( `ー´)ノ
バクロが知る頃には、まるでレイプされたかのように、ボロボロになって見放された台・そんな店しか存在しなかった。(-_-;)
それでも、攻略というものに異常な興味を持っていたバクロ。
出来る店はあると信じて、仲間と共に手分けして探した。
当時は、その攻略が「いくら勝てるか!」なんて、どうでもよかった。
とにかく攻略というものをやりたかった。
やったという実績に、異常な執着があった。
「あ、あの台俺やったよ」と、
友達と話題になった時に、言える自分でいたかった。(/・ω・)/
常に情報を知るのが末期だった故、
「諦めなければ営業しているホールは必ずある」
そのことを、バクロは知っていた。( *´艸`)
と、同時に…
「ネタの最後には、みんなが集まる…」と、いうことを学んだ。
釘や対応のヌルいホールをやっとの思いで探しても…バクロがその台を打てることはなかった。
たいがい、プロ達が占拠していたから。
…あたり前である。
だから、嫌でもバクロは地域のプロ達の顔を覚えていった。
その中心にいたのが、先輩だった。
馴れた手つきで、いつも気だるそうに打っているその姿は
「攻略だぁ」などと、ウキウキした遠足気分のバクロとは正反対。
「またあの人かぁ…、ダルそうに打ちやがって。やりたくねぇなら、ヤメてくれればいいのに」と、
煙たい存在ではあるものの、攻略への好奇心・スケベ根性が旺盛なバクロ
直ぐにそれは、先輩への憧れに変わる。
どんだけ情報が早いんだろ…
ネタがない時は、どんな台を打っているのだろう…
どんな人と連絡を取っているのだろう…
何を食べているのだろう…
どこで服を買っているのだろう…
名前は?
スリーサイズは?
先輩が打っている姿を見つければ、
「何かあの台に攻略があるのでは???」
その機種について何か知らないかと、友達に片っ端から電話していた。
当時、付き合っていた友達が知っているハズもなく
「たくさん、出ればネタかもしれない」と、
閉店まで先輩の挙動を、ソファーの影からチェックしていたこともある。
この行為、完全にストーカー。
もちろん男への趣味はないが、完全なるファンである( ̄▽ ̄)
芸能人で、いくら可愛い娘のファンといっても他にも可愛い娘はたくさんいる。
芸能界から消えても、その穴を埋めてくれる娘はまた出てくる。
正直、ズリネタには困らない( ̄ー ̄)
しかし、先輩は違った。
バクロにとって、先輩は完全にオンリーワンな存在。
人脈を金で買いたいと思ったのは、後にも先にも先輩ただ一人である。
あの人と喋りたい、仲良くなりたい!
人見知りということもあり、自分から話しかけることは出来なかった。
次第に、先輩を基準にするようになった。
先輩が打っている台は、何か攻略や特別な技があるんじゃないか?
どこかの店のイベントの開店待ちで先輩を見つければ、
「朝はこの店に来て正解!」などと、
話したこともない人を勝手に、友達と立ち回りの基準にしていた。
私の中での先輩は、パチンコにおいて絶対的な存在になっていった。
<運命の日>
その日は、とある台の新台入替初日。
店に着くと、先輩の姿を発見。
「ここにきて正解」と、ガッツポーズ。
周りには、いつものように取り巻きが何人かいる。
あとは…
台が取れれば、彼らと一緒に打つ事ができる!?
何かのきっかけで話す事が出来るかも!?
仲良くなれるかも?
仲間に?
一緒に攻略を?
…と( *´艸`)
いざ、開店。
心配をよそに台は簡単に奪取。
バクロが選んだ一台は、もちろん憧れの先輩の隣の台(´▽`*)
釘よりも、とにかく仲良くなるきっかけが欲しかった。
スケベ以外の何物でもない(笑)
はじめて、憧れの先輩の隣で打つ。
なぜか、貸し玉ボタンを押す仕草にも気をつかってしまう。
プロっぽく見せようと必死だったのだ。
釘を確認するような仕草。(この頃たいして釘わからない)
何かデータを取るような仕草。(実は何も取ってない)
玉の動きを注視しているような仕草。(眉間にシワを寄せれば、それっぽく見える)
それも、全て隣の先輩と「何かきっかけを作りたい」という、スケベ根性に他ならない。
そんなバクロでも、開店から30分した頃には、勝負になりそうな台というのが把握できた。
すると、
以前どこかの開店で話したことのあるオッサンが、シマに入ってきてしきりに釘を見ている。
『あれ?あの人、こういう台もやるんだ…』と、何気なくオッサンを見ていると…
連鎖するように、先輩もそのオッサンを方を向く。
先輩『あ、おはようございます』
オッ『おっ!どう?〇〇は、駄目だったよ』
と、普通に会話を始めた。
えーーーー(; ・`д・´)ーーーー!?
知り合い?
先輩が、おはようございます?
さっきまで、そのオッさんを
『こういう台もやるんだ…』程度で、やり過ごそうとしていたバクロだったが、
そうとわかればスケベ根性を本領発揮。
オッサンに、気づいてくれオーラをムンムンに放った。
何度も目線を送るバクロ。
オッさん、俺だよ!俺ーーー!(・´з`・)
すると…
『おぉ、どう⁉︎』と、オッさんが話しかけてくれた。
先輩も「ん?知り合い?」と、驚いた感じで私と目が合い、軽く会釈を交わす。
オッサンに聞かれたのを良いことに、私なりに台の見解をベラベラ喋る。
すると…
その話しを聞いていた先輩が
「あ、そうなの?俺、勘違いしてた…」と、口をはさむ。
大チャーーー(´゚д゚`)ーーーーーーンス!!
バ『ベラベラベラベラベラベラ~~~~』と、
1円にもならないうんちくを語り、それに応えてくれる先輩。
見事、先輩と喋ることに成功。
以後、先輩と喋りながらの稼働。
それは夢のような時間だった。
私にとってみれば、そこいらの芸能人よりもずっと遠い存在だったからだ。
お昼が過ぎた頃、急に先輩が忙しいご様子に。
しきりに先輩の携帯電話が鳴る。
会話の最中に『ちょっと、ごめんね』と、電話の対応で外へ出ては、の繰り返し。
もう、なんですか!?この楽しい時間を邪魔する奴は!('Д')
せっかくの先輩との時間を…。
完全に片思いの女の子である。
今は二人ともおっさーーーーん(´・ω・`)
バ「電話が忙しいですね」と、帰ってきた先輩に声をかけると。。
先輩「この台、何かあるらしいよ。まぁ本当かどうかわからないけど」
え?これが!これが!攻略の初期ですかーーーー!!
さっきまで喋っていたのに、
急に喋らなくなるのは悪いと思ったのか、
初めて話すバクロに、そんなことを教えてくれた。
おだやかムードから一遍、何ともいえない緊張感に包まれる。
先ほどまでとは、いささか違うご様子の先輩。
集中して、何かをカウントするように玉を弾き始めた。
空気を読んだバクロは、それ以降自分から話しかけるのをヤメた。
当たる度に、外へ電話をしに行く先輩。
バクロは、先輩の台が気になってしょうがなかった。
横目でチラチラ見ていても、何をやっているのか、全然サッパリ。。。(+o+)
しかし先輩のドル箱は大箱へ、やがて中央通路へと移された。
電話の話しは「本物」だと、先輩の出玉を見てわかった。
次々と見たことのあるプロ達がやってきては、先輩からご教授を受けて、方々散っていく。
バクロも隣で打っていることを良いことに、どさくさに紛れてその指南を乞う。
ウマー( ̄▽ ̄)
バクロはこの日をきっかけに、本物の攻略の世界へを踏み入れたのである。
彼との出会いで、その後、様々な攻略を経験することになったが、
稼ぐ段階でも、検証する段階でも、
先輩が最高のパートナーだと思う気持ちは、今でも変わらない。
先輩との決定的な出会いを演出してくれたのが、今回の話しの主人公の一人「シゲ」さんだった。
この日、ずっと電話でやりとりしていた相手がシゲさんだったと先輩から後に知らされた。
第一話 完
ナゲー!!
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